銀座『リストランテヴィーナス』からのカラオケコース

高校の同級生3人（通称HKB48）で久しぶりに会える。場所は銀座『リストランテヴィーナス』。BちゃんがOZモールで予約してくれた。ありがたい。

最寄り駅に同じくらいの時間についたので、ラインでやりとりしながら、ビルの前で待ち合わせ。私が1番に着いて、次にOちゃんが来た。

横断歩道を走って渡ろうとしている。
「いかんいかん」彼女は先日、カラオケ屋の前で顔から転倒し前歯を折ったはず。こんなところでコケては大変！と、彼女に向かって手で「走らないで～」と合図（のつもり）しながら私も駆け寄る。多分合図は伝わらなかっただろう。2人で走り寄る形になった。お互いコケなくてよかった・・・。

何ヶ月ぶりだろう。元気な姿を見ただけでうれしい。

もう1人のBちゃんが通りの1ブロック先に見えた。2人で思いっきり手を振るが、まったく気づく様子がなく、スマホを見たり、近くのお店の人に聞いたりしている。
めげずに手を振り、相当近づいたところで気づいてくれた。やっぱり走ってこようとする。「いかんいかん」走るのは危険なお年ごろ。

それでも無事到着して3人で再会を喜び合う。

エレベーターでお店に上がると、ビルの外からは想像できないゴージャスな店内。しかもお店の女の子が親切で好感度高い。

メニューはランチコース2,500円

まずは乾杯ドリンクをチョイス。ミモザというスパークリングにした。（ジュースじゃないよ）

前菜は5品

黄色人参と黄ビーツのスープ　トリュフの泡
トリュフの泡の食感が大好き。

大阪喜六の有機野菜のサラダ　バルサミコドレッシング

鮮魚のカルパッチョ　新玉ねぎ
ベリーと生ハムのクロスティーニほたるいかと新ごぼう

盛り合わせでなく1品ずつ出てくるところも点数高い！

パン（バゲット）
選べるパスタ（ひき肉の赤ワイン煮込み　ボロネーゼ　スパゲッティーニ）

おいしい

選べるメイン（えんどう豆のスープに浮かんだ鰆のグリル）
やっぱりおいしい

ドルチェ、カフェ

ドルチェはなんとワゴンサービス。選ぶこともできるけど、やっぱり全部でお願いした。

Oちゃんのプレートにメッセージが・・・（予約してくれたもう一人の友達の粋なはからい）

「○○さん、お帰りなさい。応援します」

Oちゃんのがうるうるしてる。私達もウルウル。

実はOちゃん、お母さんが難病にかかり、去年の10月から岡山に帰りっぱなし。お正月にちょっと東京に戻れたくらいで、ず～っと実家で、片付けや介護、お父さんの支えになってる。今回は2度めの帰京。1週間の短い滞在。自宅で家族との貴重な時間の合間に私達と会う時間を取ってくれた。それだけでもありがたい。

何も力になれないけど・・・という気持ちがこもったメッセージ。
Bちゃんはほんとに温かい人柄そのものの言葉を寄せてくれた。

Oちゃんのお母さん、進行が早くほんとに切ない。壮絶な介護をつづった日記を書いているのだけど、その日記が笑って泣けて読む人にいろんな事を考えさせてくれる日記で、ほんとに素晴らしい人なのだ。

そういう訳でデザートプレートのメッセージとなった次第。

デザートを平らげたら、あらもう時間。次のカラオケのお店もBちゃんが予約してくれてるのでね。

帰りにおみやげのクッキーまでいただいて、ほんとにコスパもいいし大満足のお店だった。また来よう。

店を出てカラオケへ。

「遠くてごめんね」
とカラオケまでの移動の道すがらBちゃんが言ってくれたけど、着いてみたらいつものカラオケ。歌広場みゆき通り店。
地下に居酒屋があって、カラオケの後そのまま移動できる。なんて素晴らしいチョイス。「ええ仕事してくれたなあ」と絶賛。

カラオケでは歌の途中でおしゃべりもした。今まではず～っと歌ってたけど、今回は話したいことも多すぎて、ね。

4時位からせっかくだから歌おうと再び歌いっぱなしモードにチェンジ。乗りに乗ってる時に電話が・・・「お時間10分前です」

「えっ、さっき4時だったのに、と時計を見たら確かに8時前」

いつの間に・・・。4時から8時が信じられない速さだった。

最後に2曲歌おうと、ピンクレディのSOSを2個スピードアップで歌い踊る。締めはUFO。3人で踊った。若い頃に体で覚えたことは忘れないのね・・・。ほんと楽しかった～。

締めの居酒屋でもしゃべり、それでも10時過ぎに店をでた。昔のように12時間耐久とはいかなくなったけど、こうやって形を変えながらそれでも続けていけたらいい。

Oちゃんはこれからまた岡山に帰ったら、病院と自宅の介護が始まる。どうか無理しないでと祈るばかり。

そしてこうやって再会できる奇跡の時間を少しでも共有できたらうれしい。

2人に感謝。