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2016/02/28

「終わった人」を読みました。

「あなたの年代の人が読んだらいい本ですよ」と勧められて読んだ本。

内館牧子著「終わった人」

タイトルがドキッとするけど、リタイアした銀行員の話。
人生の軟着陸って難しいんだって思いました。

ちょっと長くなりますが・・ネタバレしてもよかったら以下あらすじです。

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大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、定年を迎えた主人公。
妻は仕事をしていて相手をしてもらえない。娘は結婚して子供もいて独立している。
地域に居場所もなく、会社にも親しい友はいない。趣味もない。
職探しをするが、高学歴や立派な職歴が邪魔をして無理。
生きがいを探し、スポーツジムに行ったら年寄りの集まりで、自分は違うと思う。
もう一度大学院を受験しようと勉強をはじめカルチャースクールに通い、そこの若い職員に恋心が芽生えたり・・・。

そんな時に出会った若いIT会社社長に請われ、顧問として働き始め再び生き返る。自分が完全燃焼できてなかった事を知る。そこから運命のいたずらで、社長になり倒産し、貯金をすべて会社の借金返済に使い果たし・・・。そのせいで妻との関係がギクシャク。

地元の高校の高校野球の応援に帰って、卒業以来の友人に会う。
目立たなかった友人が地元で中心的な存在になっていたり、自分のように優秀だった人間が都落ちしていたり・・。でも同級生に初めて本音で話せたことで、田舎に居場所を見つける。

妻との関係はますます冷え込むみ、主夫をしながらもお互い離婚には踏み切れない。

そして結末は・・・自分だけ田舎に帰り老母と暮らし、妻は東京で今まで通りに暮らす、卒婚という選択。
少し明るい兆しが見えたところで話は終わる。

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サラリーマンの心情をうまく表現していて、登場人物の設定、展開も面白くあっという間に読めました。

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コメント

まさに人生いろいろ、ですね
知人に銀行で定年を迎えた人がいました 重ね合わせて 心にしみる部分もありました、

投稿: さえ | 2016/03/14 10:57

>さえさま
そうですよね。
とっても共感できる本でした。

投稿: | 2016/03/15 02:28

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