アメリカに留学していた息子が10ヶ月ぶりに帰ってきた
。
さぞやたくましく・・・いえいえ、相変わらずひょろっと変わらぬ風情で
・・・ともかくホッとした
。10ヶ月を共にしたスーツケースとリュックを持って。
アメリカでは学校から与えられた「電話のみの携帯
」とパソコン
が連絡手段。
スカイプで無料通話しよう、ということにしていたのに、電波状態が悪いらしく、すぐ切れるので、結局たま~に電話するくらい。本人も面倒らしく、パソコンのメールも月に数回。
その1回はカード代金を知らせるもの。「○日に引き落としになるカードの請求額は○○円だよ。よろしくね。」という数行のメール。(さだまさしの♪かかし♪か
)
アメリカは日用品もカードで決済が中心らしく、現金はあまり送らなくてよかった。ただしVISAしか使えないところが多く、息子名義の唯一のVISAカードは限度額も少なく、大きな出費があるときは結構困った。海外に行くならカード作るときも考えとかなきゃって思った。それと、最近の円安は痛かった
。もう少し待ってほしかった、アベノミクス。
数少ないメールの中で驚いたのが、学校が終わってからの行動についてのメール
。4月末に試験が終わったら、翌日にアパートは出ないといけないとのことで、
「学校が終わった後はNew Yorkに行って1か月タップを習うことに決めました。
そのあとはワシントンD.C.とできればシカゴにもちょっと寄って帰る予定です。」
というまたまた2行のメール。ラグビーと剣道とアメフトしかやってなかった息子が何ゆえタップ
驚いてこちらが送ったメールへの返事は
「タップは好きだから習いに行く。別にプロを目指すわけではないので安心して。
今まで本場で何かを習う機会なんてなかったから、留学最後の締めとして、頑張ってきたタップをレベルの高いところで習いたいんだ。
New Yorkでレッスン受けるの高いけど、どうかお金を貸してほしいです。」というメール
。
確かに年末くらいから学校のミュージカルに出るからと、タップ漬けの毎日ではあったようだけど、そういうことなのね。これからかかる費用については出世払いで、一応返してくれるつもりみたいだし・・・。貴重な人生経験だからやりたいことをやったらいいということでOKした。
(これまでの経緯は:授業で習ったタップが思ったより上手で、学校の演劇関係の学部主催のミュージカルのオーディションに合格した。公演は多少お金も取れる程度のものらしく、タップはその一部だけど、足を怪我してはいけないからとスノボも禁止で、練習に励んで、本番を無事終えた。)
ニューヨークは全く一人で行くようで、知り合いもいない。ユースホステルに滞在するとのことで、「治安とかも大丈夫?」って聞いたら、
「ありがたいことに、ホストマザーや学校の人がNYCに住んでる知り合いに連絡をとってくれるということだから、あまり心配しないでください。
でも少し心配なのが、2つの宿があるManhattanの中の地区が、治安はかなりいいみたいなのだけれど、ゲイが多いところとして有名なことです。怖いです
。」
ってメール
。
「さすがアメリカ、そういう怖さもあるのね。ともかくもろもろ気をつけて
」って。
結局そっちの心配は大丈夫だったみたい
。ユースホステルって男女混合で3人部屋とからしく、そういうことにも驚く。
ニューヨークでは、タップのスクール(お年寄りが趣味で通うようなところ)に行く他、ミュージカルを見て感動したそうだ
。メトロポリタン美術館やセンターパークなども行ったみたい。ヤンキースの試合も一度だけ見に行ったら、たまたまイチローが休場だったとのことで、残念だったみたい
。
1ヶ月のニューヨーク滞在のあと、ワシントンDC、シカゴに寄って、さらにデンバー近郊の友人(大学の)宅で2週間滞在させてもらって、ロス経由で帰ってきた。
友人宅では、ほんとに自分の家のように暖かく自由に過ごさせてもらったらしく、私としてはただただ感謝の気持ちでいっぱい。一度そのお宅のご両親とスカイプで話したが、「Thank you」しかいえなかった、私の乏しい英語力と緊張で・・・
写真も2~3回くらい送ってくれた程度。雪が積もった時のアパートと、グランドキャニオンで1週間キャンプしたときのと、ニューヨークの写真。なんともそっけないけど、まあこれから見せてもらおう。
ともかく、留学時の私との約束『無事に帰ってくる』だけは叶えてもらったので、ほんとによかった。英語力はというと・・・気持ちがあれば伝わることがわかった、そうだ
(今日はこの絵文字ばかりですが・・・)。
留学中に支えてもらったすべての方に感謝
追記:おみやげはMOMAのブックマーク。おしゃれです

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