時間預託制度
テレビで、介護の時間預託制度という仕組みを知りました。
NALCというNPO法人が行なっているシステムです。
サービスの必要な会員にサービス出来る特技を提供し、このサービスを提供した活動時間を点数としてNALCに点数預託(貯蓄)しておき、いずれ自分にサービスが必要になったときや、配偶者・両親・子供(但し、介助・介護なしには通常の生活が出来ない子に限る)のために預託した点数(貯蓄)を引き出し、サービスを受けるなど。活用する制度です。
又、「時間預託制度は後期高齢者になってから利用する」というのみでなく、今の時点で「助け合い」活動(犬・猫の餌やり、散歩、留守番、植木の水やり、草取り、相談話し相手など)を活性化して、お互いの「ふれあい」による仲間意識を高めてゆきます。<以上NALCのHPより>
私が理解したところによると、今の自分ができる介助などをした時間(1時間=1ポイント)を貯蓄しておき(手帳に)、将来介護が必要になったときに、ためた点数(1ポイント=1時間)分の介護を受けることができるというシステム。
お金ではなく、時間を預託するという発想がすばらしいと思いました。元気な時に将来に備えられるってことですよね。未来の自分を助けているみたい。
さらに、すばらしい!と思ったのは、ポイントは家族で共有できるので、娘がためたポイントを母が使うことができるということ。
例えば、遠方にいる娘が3時間のボランティアをすれば、母が3時間の介護を受けられるってすごくないですか?私も実家を離れていますが、自分が直接手伝えなくても、誰かのお手伝いをすれば間接的に母を手伝ったことになるわけで・・自分が直接手伝った方の役にも立って、みんなHappy!まさに『情けは人のためならず、ボランティアは人のためならず』っていうこと♪
しかも紹介されていた介助は、ヘルパー資格の必要な難しいことでなく、お買い物の付き添いでした。足が少し悪く、一人での外出には不安がある方に付き添って、お買い物などにでかけるって自分にもできそう、って思いました。他にも色々あるのでしょうが、自分のできることがだれかの役に立つって、それ自体うれしいことですよね。
こんな仕組み、全然知らなかったのですが、知ってびっくり!感動したので、書いてみました。
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コメント
NALCのことは始めて知りました。東京都のどこかの市(武蔵野市?)ではやはり同じシステムで既に行われているとずいぶん前に報道されていました。ボランティアで点数をためるのはやはり別の東京在住の嫁のお母様が既に実行しているそうです。本当に全国的にこの方式が広まると助かりますね。本当に情けは人のためならず!
投稿: ttomo | 2007/04/17 09:51
>ttomo様
そうですか、やはり以前からあったのですね。
お金は通過するばかりでたまりそうにないので、せめて元気なうちに時間だけでもためておきたい!と思いました。
投稿: まゆクー | 2007/04/18 00:38
介護の時間預託制度という仕組みを以前聞いて
ました。私も介護の経験が在りますので、とても
良いシステムだと思います。もっと詳細を知りた
かったので、ホームページを教えて頂いてありが
とうございます。
投稿: artsfromshonan | 2007/04/20 08:54
>artsfromshonan様
そうでしたか?実際に介護を経験されていると、より身近な制度ですよね。
私ももう少し詳しいことを知りたいと思っています。また情報交換できるとうれしいです。
投稿: まゆクー | 2007/04/21 00:16